産まれてきて良かった
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1.[ゆりたん] 私は一度高校の時停学処分になったことがある。 罪を擦り付けられて…部活の顧問に呼び出された。部屋に入ったとたんに殴られ蹴られ私は死ぬかもと思った。 他の先生が止めに入って私は帰された。 頭の中では 「3年間高校のPTA会長してる親父の努力を私が水の泡にしたんだ… あたしが死ねば、許してくれるのかな…」 とか考えてたら、ドラッグストアで頭痛薬を大量に買い込んでた。 母が買い物に出たのを確認して、薬を一気に飲み込んで、親父の焼酎を飲んだ。意識が薄れ、母の泣きながら「しっかりして」と叫んでる声が聞こえた。 次に気付いたら病院のベッドの上で沢山の管が鼻から口から出ていた。 両親は私を責めることなくただ話を聞いてくれた。 父の説得で私は学校にも通い、卒業後就職もした。 その後彼氏との間に子供ができた。19歳の時だった。 警察官の父、絶対怒ると思ったら喜んでくれた。 エコー写真を見て終始笑顔だった。 産まれた子供は男の子。 私は姉二人の3人姉妹だったから待望の初孫&男の子に父は大喜び。 二年後女の子を産んだ時も喜んでくれた。 そして、3ヵ月後、父が亡くなった。 心筋梗塞だったそうだ。 救急車を呼ぼうとした母を父は止めて、母の手をしっかり握り、息絶えたそうだ。 お通夜には沢山の人が来てくれて、500用意してた香典返しが底をついて、葬式にも200人をこえる人が来てくれて、父の人望の厚さに涙が出た。 その後、葬儀も終わり、姉二人と私、母の4人で夜中に話をしていた 母が 「あんた達に話さなきゃいけない事があるのよ。もう時効だからね」 と言ってきた。 「実はねあんた達の下にもう一人兄弟が居るのよ。 ゆりたんが十歳くらいのとき、お母さんのお腹に赤ちゃんができたの。 でも、家を建てることも決まったあとで、お姉ちゃんは高校に行く年になってたし、堕ろしたのよ。」 母が泣いていた 「時効なんか無いよね…許されることじゃないの…」 沈黙のなか長女が口を開いた 「許されないだろうけど、あたしは攻める気にはならないよ。むしろ話してくれて有り難う」 私と次女も頷いた。 子供たちの成長を見ていると、お父さんに見せたかったなって思います。 お父さんは天国で見てるかな? あなたの娘に産まれてきて良かったよ。 11/30 17:16 i
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